台風
窓の外の台風の暴雨風を眺めていると、風や雨が、縦横無尽に吹き荒れるエネルギーの塊のように見えます。
人の心の中にも感情の暴風雨が吹き荒れる時があります。
本当の心は、多分穏やかで澄んだ青い空のはずなのに、何かをきっかけにある思いが発動され、怒りや悲しみと言った感情と結びついて吹き荒れます。
この嵐の中、小鳥の群れが、避難できる場所を求めて、上に下に群れながら飛び回っています。
感情に引き起こされた、止むに止まれぬ思いというエネルギーに翻弄される魂の座に浮かぶ自分自身という小舟のようです。
小鳥たちは近くのお寺の周りにあるこんもりとした木々の中へと吸い込まれるように入って行きました。
きっと、そこで、嵐が収まるのをじっと耐えて待つのでしょう。
感情と自分自身は別物だと思います。じっと待つと、また青い空が見えてくるはずです。
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